『パイレーツクイーンと失われた地図』完成

いきなり本題から外れますが、ちょっと衝撃の事実が・・・。
コレクションで完成した本なんですが、完成させてない人が見るとページが欠けて見えるらしいです。
コレクションで出来上がり、報酬でもらった本を自宅に設置しておいたところ、読もうとした人(自分でコレクションコンプしてない人)には欠けて見えるそうです。
それって設置する意味ないやん・・・。orz
報酬としてもらえる本なんだから、誰が見ても欠けなしのにしてくれよう・・・。
というわけでこれを読んだあなたは7月入ったら即/feedback!お願いします!!!

さて、今回はパイレーツクイーンの1巻です。ドロップはCTの雑魚から。微妙に脱字が・・・こののって何だ。

* * *


『パイレーツクイーンと失われた地図』


このの題名は『パイレーツクイーンと失われた地図』だ。パイレーツクイーンを主人公とする全5巻の物語の1巻目だ。


舳先が波を切って近づくにつれ、帆に描かれた印がはっきりと見分けられるようになった。これこそがシャッタードランドにあまねく知れ渡る海の恐怖、ペイントハーピィ号であった。世に恐ろしいもの数あれど、この船以上に恐れられているものはただ1つしかない。それこそがこの船を指揮するPirate Queen Altaであった。


パイレーツクイーンこと大胆不敵なAltaは、その美しさにも増して危険で残忍な女性だった。彼女は選りすぐりの悪党たちを自分の船に集め、他の船を襲っては略奪品を分け前として手下たちに与えていた。しかし、彼らが欲しがるもう1つの“宝”には決して触れることを許さなかった。下心を持ってパイレーツクイーンに近づいた海賊の男は、前に同じことを考えた男たちと同じ末路をたどることになった。


主帆から吊るされているのは、パイレーツクイーンを口説こうとした海賊たちの干からびた死体だった。どんなにたくましい海賊に迫られても彼女はその男を打ちのめし、屈辱的な方法で殺した。そしてその死体を、みせしめとして、帆に吊るし腐らせていくのだ。


荒れた海で船を襲い、どれだけ多くの金塊を奪っても、この非道な女海賊のハートは満たされなかった。彼女はたった1つのものを探すため、航海し続けた。それは金でも銀でもなく、“ルビサイトのハート”と呼ばれる宝石だったのだ。


ルビサイトのハートは、ノーラスでそれまで知られていたどんな宝石よりも大きくて立派な宝石だった。彼女がその宝石の話を最初に耳にしたのは、ずっと昔、フリーポートの港近くの酒場でだった。そのときは、単なる酔っぱらいの戯言としか考えていなかった。そんな話は忘れたまま、船を襲い略奪をする日々を重ねていた。


ファーシーズ交易島と呼ばれる小さな島に向かう商船を襲ったとき、彼女は再びルビサイトのハートのことを耳にした。その経緯はこうである。船に目ぼしいものが見つからず、捕らえた船長を海に落とし殺さないよう気をつけながら拷問をすると、その船長は彼が隠していた“宝”のありかを白状したのだった。


脅されて、船長と船員が持ってきたものは、1冊の本と1枚の地図だった。それを手に入れると、彼女は商船の乗組員たちを全員海に放り込み、商船を焼いてしまった。パイレーツクイーンは、舵手にまた別の商船を探すよう命じた後、船室に入り、ぶんどったばかりの本を読み始めた。


読み進めるうちに、その本は昔の冒険家の日誌であることがわかってきた。名前もわからないその冒険家は、あらゆる種類の財宝を求めて旅を続けていた。希少なアーティファクトをたくさん見つけたその冒険家にも、どうしても手に入らないものが1つだけあったのだ。それは、世にあるすべての財宝を集めても及ばないほどの価値があるという宝石、ルビサイトのハートだった。


日誌には、その冒険者が暗いジャングルの奥地を進み、忘れ去られた神殿を見つけるまでの様子が記されていた。さらに男がどうやって罠をくぐり抜け、廃墟を守っていた番人たちの目をかいくぐったのかが細かく記録されていた。すべてを読み終えたAltaは、この宝石が実在することを確信し、同時に海賊稼業をやめることを決意したのだった。


本を読み終えて表紙を閉じたとき、船が大きな波に包まれた。彼女はその場に倒れ、机に置いてあった本がランプを倒してしまった。ランプの火が地図に移り、彼女が火を消そうとするまもなく、地図は灰になってしまった。貴重な宝を見つける機会は、彼女の目の前で文字どおり煙と消えてしまったのだ。

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