『タームブル・クランカーバング発見記録 98巻』『テラニウス・メノニウスの台帳 ― 晩暑の月』完成

できました。発見記録はオベリスク3Fリングイベントのボスからdrop、対象ゾーンはオベリスク3F。台帳はオベリスク1Fの雑魚dropで、対象ゾーンはオベリスク1Fと3Fでした。台帳・・・きつかった・・・orz
以下内容。


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『タームブル・クランカーバング発見記録 98巻』

これは『タームブル・クランカーバング発見記録 98巻』という本だ。ノームの書いた日誌らしい。黒い石で作られた奇妙な塔に出くわしたことが書かれている。


項目番号1:本日興味深い建造物を発見した。それに関して判明したことをこの一冊に時間の経過に沿って逐一記録していくことにする。私は長年この暗い森で岩石分析をしてきたが、その建造物が立っている場所には、昨日はたしかに何もなかったと思う。だがそのエリアでは周囲の石灰岩の奇観に気を取られていたから、単に見落としただけだったのかもしれない。


項目番号2:実験用具すべてを周辺に運び終えた。これで効率よく調査ができる。このオベリスクらしき物体をまず肉眼で観察したところでは、地層分離クギを用いてのサンプル採取から始めるべきだと思う。そう、地層分離クギがいいだろう。


項目番号3:この建築物の素材に使われている石は、長年地質学研究を続けてきたこの私でも見たことすらないものだ。地層分離クギを用いたどのような試みもはね返され、結局ひとかけらのサンプルも手に入れることはできなかった。なんとかして、このクギを打ち込む力をパワーアップする仕組みを工夫しよう。そしてオベリスクの構成素材のサンプルを手に入れるのだ。


項目番号4:オベリスクに自動的にクギを打ち込む装置を作ったので、すぐにも石のかけらを割り取ることができると思っていたのに駄目だった。黒い石の表面には傷すらつけることができない。打ち込む力をもっともっと大幅に強化しなければなるまい。クギ打ちをパワーアップする新たな方法を考えついたら、この記録の続きを書くことにしよう。


項目番号5:大急ぎでジャイロスコープと円筒バルブを追加したり、近くの滝で水車を回して外部動力を得たりと、かなり四苦八苦したが、ついに成し遂げた! 手にした石の標本は、はじめに思っていたより遥かに重かった。大ぶりの小石ほどなのに、小型のゾウくらい重量がある。どうやら今度は、これをキャンプまで持ち帰るための運搬装置を考え出さねばならないようだ。


第6章: 滝つぼから取った水を沸騰させ、幾本かのパイプに通してやることで、荷車を動かせるようになった。自走能力を持ち、この不思議な石の重量も支えられる。幸いなことに、持ち帰らねばならないキャンプまでは200コグほどの距離しかない。それ以上遠かったら、おそらく私のこの新発明も持ちこたえられないだろう。


項目番号7:残念無念! あと一息というところで、我が自走式荷車は最後までもたなかった。途中までは順調に運んでいたのに、あと5コグというところで荷車が壊れてしまった。あと少しで、この奇妙な石を分析できるところだったんだが。そうすれば、きっとこの石の伝導率もわかったに違いないのだ。

項目番号8:重要な記録。私がオベリスコアと名づけたこの石には、どんな形であれ人工的な電荷を加えてはいけない。私は、まにあわせで作ったアッカノンラダー回路を使って、この石に携帯稲妻の電気を流してみた。最初は、この石が雷を蓄電しているのだと思った。だが驚いたことに、電気を吸収はしても長く保持することはできないらしい。次の瞬間には、私の貴重な実験用具が置いてある方向めがけて放電したのである。無事な用具は残っているだろうか。


項目番号9:実験用具はほとんど使い物にならなくなっていた。幸い、ポータブル樽発電機は接続を回復できたが、不運なことにホースが1本破損していた。そのホースから岩に向かって長時間、無熱空気が放出されていたことに気づかなかったのだ。放出を止めたときには、冷気が相当の密度で凝縮されており、石は100コグ以内のありとあらゆるものを凍らせてしまった。私自身も、非常に苦労しながらこれを書いている。極低温の冷気のおかげで、手の指を数本、足の指も少々、そして鼻の先を凍傷で失ってしまったのだ。


項目番号10:指を数本失い、おまけに実験用具も粉々に砕けてしまったが、この石の性質を調べて完全に記録するまでは、これを放棄するわけにはいかない。今から何本か木を切り倒して盛大な焚き火を燃やし、熱してみるつもりだ。数時間の燃焼分に相当する熱量をたっぷり吸収したあとで、はたしてこいつがどれほど大量に放熱するか、楽しみだ。焚き火が終わったら、その結果をぜひともこの手記に記録しておこう。

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『テラニウス・メノニウスの台帳 ― 晩暑の月』


この本は『テラニウス・メノニウスの台帳 ― 晩暑の月』というものだ。1人の商人の売り買い物が書き記されているらしい。


宴の日 ― 干し草9梱、塩漬け豚厚切り6切れ、ゴブリンの頭の剥製2個、青銅のショートソード1本、ブリキのコップ4個 ― 9シルバー、40カッパー。売れたもの ― 仕立てのいい陣羽織、携行食4個、精製水3本 ― 11シルバー、9カッパー。紛失 ― なし


闇の日 ― 麻ひも16巻き、キャベツ49個、本1冊(“大破砕”以前の品と言って売ること)、真鍮のシールド4つ ― 2ゴールド、3シルバー、78カッパー。売れたもの ― ピュリティベルト、塩漬け豚厚切り1枚 ― 1ゴールド、2シルバー、9カッパー。紛失 ― なし


炎の日 ― 銀のヘルム1(キズあり)、精製水120本、金属製の宝箱1つ(見慣れない黒い金属。鍵が掛かっている。鍵を開けられるローグを雇うこと) ― 1ゴールド、43シルバー、12カッパー。売れたもの ― キャベツ6個、羽根ペン4本、革製リストガード1つ ― 3ゴールド、5シルバー、15カッパー。紛失 ― ゴブリンの耳2枚(ネコに盗まれた)


魂の日 ― 乗馬ズボン6つ(緑色)、コウモリの羽20枚(2倍の値でノームに売ること)、やすり仕上げ済み樫材12枚(ドルイドに見せないこと)、牛の腰肉12枚 ― 57シルバー、13カッパー。売れたもの ― マラカイトの塊12個、木材チップ20個、塩漬け豚厚切り2枚 ― 1ゴールド、45シルバー、12カッパー。紛失 ― コウモリの羽6枚(泥棒ネコめ、ぶっ殺す)


風の日 ― 高価なタペストリー2枚、ローグを雇う(箱を開けられなかったので支払いせず)、ゴブリンの耳の干物23枚(腐る前に売ること)、チェインメイルのチュニック ― 3ゴールド、78シルバー、92カッパー。売れたもの ― 革製のヘルム1つ(ハーフリングサイズ)、精製水40本、銀のインゴット1個 ― 2ゴールド、92シルバー、13カッパー。紛失 ― 塩漬け豚厚切り1枚(明日は退治屋を雇おう)


鋼の日 ― 鋼鉄のクギ1箱、オオカミの舌2枚、ブリキのダガー1つ、退治屋に手間賃、正体不明のポーション4つ(ヒールポーションとして売る) ― 1ゴールド、45シルバー、77カッパー。売れたもの ― ゴブリンの頭の剥製1個、真鍮のシールド1つ、乗馬ズボン2つ、携行食9個 ― 1ゴールド、44シルバー、12カッパー。紛失 ― 牛の腰肉1枚(もしや、退治屋が手間賃タダ取りしたのか?)


活の日 ― エキスパート・ローグを雇う(鍵を外せなかったので支払いは断固拒否)、青銅のポールアーム1本、二重織りのバッグ12個 ― 3ゴールド、87シルバー、23カッパー。売れたもの ― 上等な鋼鉄のレギング1つ ― 14ゴールド、12シルバー、23カッパー。紛失 ― 牛の腰肉3枚(あの退治屋、見つけだして叩きのめしてやる)


野の日 ― サファイアのかけら1個、塩漬け豚厚切り12枚、急ごしらえのパーツ1袋 ― 4ゴールド、23シルバー、33カッパー。売れたもの ― 真鍮のシールド1つ、精製水20本、鋼鉄の薄板2枚 ― 5ゴールド、48シルバー、12カッパー。紛失 ― 牛の腰肉ぜんぶ! (退治屋の野郎もつかまらない)


酒の日 ― マスター・ローグを雇う(錠を壊した。今日の売上げを記録したあとで宝箱を開ける)、精製水20本、ゴブリンの耳12枚 ― 4ゴールド、88シルバー、21カッパー。売れたもの ― チェインメイルのチュニック1着、やすり仕上げ済み板1枚、羽根ペン2本 ― 5ゴールド、2シルバー、65カッパー。紛失 ― なし、在庫品は無事だ。このあたりのネコが皆、消えているからだろう。


笑の日 ― 仕入れなし。売れたもの ― 屋台(俺はもうここから逃げ出す!) ― 0ゴールド、0シルバー、1カッパー。紛失 ― 俺の命が紛失にならないうちに逃げなくては。宝箱の中にあったのはシャドウだ、そうに違いない! おさらばだ!

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